2Dアクション好きのゲーム日記

ゲームについて書く。2Dアクション多め。

『天穂のサクナヒメ』ファーストインプレッション:米作りとアクションRPGがちゃんと噛み合ってて楽しい

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期待してた新作が期待通り面白いという喜び。

 

『天穂のサクナヒメ』が2020年11月12日、ついに発売されました。

 

 

『アスタブリード』の開発元である『えーでるわいす』の新作ということで自分も心待ちにしていたタイトルだったので、発売日にTwitterのトレンド入りした時にはなんだかこちらも嬉しくなってしまいましたね。

 

さて、実際に10時間ほど遊んでみての簡単な感想ですが、米作りとアクションRPGが見事に融合していて、期待に沿うクオリティを見せてくれています。

 

ゲーム進行は、一年を通じて米作りシミュレーションを進めつつ、米から得た力で鬼を狩る2Dアクションパートを合間に挟んでいく構成。

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朝起きたらまず田んぼの様子を見て、肥料をやったりそれぞれの季節に応じた農作業を行います。

 

田んぼの世話を終えたらステージを選んで鬼狩りへ。

ステージは探索要素を含みつつも比較的シンプルな構成で、敵とのバトルがメイン要素。

羽衣を使った軽快な機動性と敵を吹っ飛ばして巻き込む爽快感がもう最高……!

『アスタブリード』でもそうでしたが、アクションの手触りの良さは目を見張るものがあります。

 

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夜が更けたら拠点に戻り、狩りで得た食材や米の蓄えを使って食事の時間。

食事を摂ることで翌日のステータスが強化されるので、「明日は難しいステージに挑むから今日の食事は豪華にしよう」とか「明日は農作業で一日潰れるから今晩は質素でいいな」といった具合で献立を決めます。

また、集めた素材は田んぼの肥料にすることも。

米の品質はサクナの成長にも直結しているので、より良い米を育てることが肝心要。

 

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秋になり米を収穫することで、いよいよ米の力がサクナに与えられます。

強くなるほどより高難度のステージに挑めるようになるので、ここでの成果がその後の一年の活動につながるわけです。

 

米を育てて強くなり、

爽快なアクションで敵をバッタバッタとなぎ倒し、

戦いで得た素材で更に米を育て、強くなる。

米作りシミュレーションとアクションRPGの要素がどちらも本格的なつくりで、かつ両者がごく自然にマッチしたゲームサイクルの構築が本当に見事。

 

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米作りの中では当然面倒な作業も含まれていますが、全体のゲームサイクルと説得力のある世界観が土台としてキチンと作られているので、面倒な作業にものめり込めるのですよね。

また、作業の中でも結構いいペースで新しいスキルを覚えたり、できることの選択肢が増えていくので飽きません。

スキルが増えれば作業は効率的になるし、収穫できる米もどんどん多く良質になる!

より便利に! より強く!

このインフレ感がたまりません。

 

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せわしなく進むゲームですが、縁側で犬猫とたわむれる癒し要素もあり。

もう完璧ですな。

 

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ゲーム内の一年が現実時間でだいたい2~3時間くらい。

10時間進めてステージは半分くらい解禁したように見えますが、100層からなる巨大迷宮が出てきたりして、まだまだ楽しませてくれそう。

色々やり込んでからまたレビューも書きたいところですね。