2Dアクション好きのゲーム日記

ゲームについて書く。2Dアクション多め。

2022年11月の振り返り:『ゼノブレ3』5話ムービーに打ち震える。『悪魔城GoS』も理想的なクロスオーバーで楽しい

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遊んだゲーム

 

まずはベヨネッタ3』をクリアまで。

武器や魔獣、ギミックやミニゲームのバリエーション、ロケーションの豊富さ、戦いのスケール感まで、とにかくボリュームと作り込みはシリーズ随一の一作でした。
進める度にどんどん新しい遊びが出てくるので、飽きるということが全くありませんでしたね。

ただ、個人的には序盤のニューヨーク~東京ステージが盛り上がりのピークで、その後はイマイチ気持ちが乗らませんでした。
単純に東京編の演出の疾走感・スケール感が優れていた上に、序盤なのでインパクトが強かった……というのもあるのですが、ストーリーが全体的にシリアスムードで、『ベヨ2』以上におふざけが減って重苦しい空気が続いたので、ちょっと期待していたものと違ったのが要因として大きかったかな。

『ベヨ1』もしっとりした一面はあったものの、全体的にはおバカで爽やかな印象があったので、そういうものを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。

アクション面でも、魔獣召喚はダイナミックかつコンボに組み込む面白さもあるものの、カメラアングル的に状況がよくわからず大味に感じることもあったり、道中のウィッチトライアルが面倒だったり理不尽に感じるものが多かったり……

総評としては、進化や作り込みの深さを感じられる部分も多かったものの、過去作とは異なる点で不満もある……といったところでしょうか。

ストーリーと演出は『ベヨ1』
アクションのまとまりと爽快感なら『ベヨ2』
ダイナミックなスケール感と遊びのバリエーションでは『ベヨ3』

という具合に、作品によって結構見所の違うシリーズであるように思われます。

 

『ベヨ3』が落ち着いたところで、『ゼノブレ3』を再開。
現在は5話を進行中。『ゼノブレ2』を基準にすると、そろそろ折り返し地点でしょうか。
段々と世界の核心に近づきつつあり、目を離せない展開が続いています。

ネタバレは避けますが、こちらのムービーシーンを見た時は本当にすごいゲームだな……と圧倒されました。
たった10年しか生きられぬ兵士達。生も、死も、全てが仕組まれ、弄ばれ続ける儚い命。
そんな絶望を丹念に描き続けてきた本作がですよ。ここへ来て、我々にとっては当たり前で、ささやかな希望を、こんなにもあたたかに映し出して見せられるものなのかと、ただただ打ち震えるばかりでした。

このシーン、タイオンのリアクションに気持ちが引っ張られがちですが、ミオの表情変化も非常に細かくて、こんなにも繊細な感情表現をゲームで見たのは初めてなんじゃないか、なんて思ってしまったほど。
これからどんな展開が待っているか予想も付きませんが、ここだけでも十分元は取れたんじゃないかとすら思ってしまいます。

他のゲームとも平行しながらでゆったりとした進行ですが、今後もじっくり味わいながら進めていこうと思います。

 

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さて、最後はApple Arcadeの『悪魔城GoS』
本ブログでは非常に珍しい、スマートフォン向けタイトルです。

悪魔城マラソンの締めくくりとしてやることは決めていたものの、スマホでアクションゲーム、ソシャゲ的なガチャ・育成要素もあり……ということで、正直あまり肌には合わないだろうなと予想していました。
……が、実際に遊んでみたらこれが意外と面白いのなんの。

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時折ひっかかる部分もあるものの、アクションの手触りは思ったより悪くはないし、育成要素はとにかくキャラと装備のレベルを上げればいい、というのがわかりやすくて良いです。
ステージごとの推奨戦力が明示されているので、レベルが足りていない時にそれがはっきりわかるという部分では、むしろ本編よりも納得度が高いまであります。

5章くらいまで進めたあたりから色々すんなりとは進まなくなってきたものの、育成サイクルも掴めてきて結構楽しく遊べていますね。

アクションRPGとしても楽しめてますが、一番の見所はストーリーでしょうか。

本作はシリーズのキャラクターが時代を超えて一堂に会するクロスオーバーもの。
登場する作品数は限られているようですが、ただ一緒に戦うというだけでなく、会話イベントも豊富に用意されています。

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シモンがアルカードにラルフのことを尋ねたり、リヒターが自身が後世に与えた影響について聞かされ苦悩したり、『血の輪廻』の幼いマリアが『月下の夜想曲』の大人のマリアと対面したり……
他の時代の者と交流することで各々のキャラもより掘り下げられており、個人的にはシャーロットとジョナサンの関係性掘り下げが序盤に多かったのもニヤニヤしてしまったところ。

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元々悪魔城シリーズは「作品ごとに主人公が変わるが、全くの無関係ではなく、血の繋がりや共通の敵に立ち向かう同じ目的がある。交わることはなくとも繋がりはあり、長い歴史を形作っている」という部分に魅力を感じていましたが、本作では決して交わらぬ者たちが時代超えて交錯することで、その繋がりの魅力が存分に発揮されています。

それにしてもクロスオーバーものの会話内容がちゃんと全部わかるというのは贅沢な味わい方ができています。シリーズをここまで追いかけてきて本当に良かった……

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現在7章まで進めて段々育成が難しくなっては来ましたが、このまま最後まで遊びきりたいところです。

 

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デジゲー博へ行ってきた2022:『Grim Guardians』は堅実な面白さ。『パーリィ・ナイトメア』のスリルと爽快感がシビれる - 2Dアクション好きのゲーム日記

11月はデジゲー博のレポートのみ。

……嘘です。イベントから3週間も遅れて12月の更新になってしまいました。
引っ越しやらなんやらがあって、なかなか時間が割けなかったのです。

今からでも開発者の方々に届けばいいが……

 

その他雑記

『ピギーワン SUPER SPARK』クラウドファンディングに参加しました。
あの『アンリアルライフ』を制作したhako生活氏の名前を見たのがきっかけですが、アニメーターはなぶし氏の絵柄も好みにズドンと刺さり、ジャンルは2Dアクションだしで、ためらう理由はありませんでした。

プロジェクトは開始2時間で目標金額の800万円を達成しており、現在は1500万円まで到達。
自分も3万円のサイン入り資料集コースと5000円の先行プレイコースに出資しています。
ストレッチゴールとして1800万円到達でドット絵アニメーターを雇えるようになるらしいので、興味のある方は是非一度見てみてください。