2Dアクション好きのゲーム日記

ゲームについて書く。2Dアクション多め。

2022年10月の振り返り:心残りのお片付け

 

 

遊んだゲーム

10月は主に、前から気になっていたけど買わなかったタイトルを遊んでみたり、遊んだけど良さがよくわからなかったものに再挑戦して感想を整理したり……といったことを中心にしていました。

 

最初はスプラ2のDLCである『オクト・エキスパンション』
発売当時は既にソフト本体を手放していたためプレイできなかったのですが、『3』でスプラ熱が再燃し、本体ごと買い戻してのプレイとなりました。

時間が経っていることもあり、配信などで内容はおおよそ知ってはいたのですが、やはりアクションゲームは自分で遊んでこそ。
『3』のヒーローモードと比べると、良いところを引き継ぎつつ面倒なステージなどは減っていたりと色々進歩していたんだな、と感じられる部分もありましたね。

暗い地下の雰囲気作りや終盤で怒涛の展開を見せるストーリーなども見所でしたが、最高潮を見せたのはクリア後、「心のなかの3号」との戦いでしょうか。
強い! カッコいい! まさにヒーロー! でもギリギリ勝てそう……次こそは! という調整が絶妙。
3のヒーローモードもそうですが、"初代主人公"の魅せ方が本当に上手いのですよね。

3のDLCにも期待がかかるところですが、個人的にはこの感じで4号や8号が再登場するといいなぁ、と思います。

 

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お次はCastlevania - Lords of Shadow - 宿命の魔鏡』
HD版も出ている本作ですが、今回遊んだのは3DS版。

発売当時に体験版をやって、結構楽しかったので気になってはいたのですが、結局買わず終いだったのですよね。
ここ一年探索悪魔城のシリーズ作を遊び進めていましたが、その一環でこちらもやってみようとあらかじめ決めていました。

本作の特徴は探索悪魔城ではありますがIGA氏が関わっておらず、後にメトロイド サムスリターンズメトロイド ドレッド』を送り出すMercury Steam Entertainmentによる開発であり、ストーリーも本編とは異なるリブート作品となっていること。

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今のタイミングで遊んでみてわかったのは、いわゆるIGAヴァニアと異なり装備やアイテムによるRPG的要素が薄く、メイン武器をムチのみに絞って技やコンボを増やしていくアクション重視なつくりであり、どちらかというとメトロイド側に近い設計であるということと、アクションの手癖やエフェクト表現などに後の『サムスリターンズ』や『ドレッド』に通ずるものがあるということ。
なるほど確かにこれはIGA氏の方針とは異なるものであるし、探索悪魔城を作るというオーダーに対してこれを出すMercury Steamは確かにメトロイド作る方が向いてるし実際にそうなったんだな、と色々腑に落ちました。

やや長めのロード時間、頻繁に挟まるQTE、目的地ナビが親切すぎて探索が淡白、ストーリーが暗すぎるなど細々気になるところはあるものの、独特の手触りのムチアクションには「Mercury Steamが作った悪魔城」としての価値がしっかりと感じられ、これはこれで結構好きな一作になりました。

 

続いて『Bloodstained: Ritual of the Night』

3年前の発売間もない頃にもSwtich版をプレイしましたが、その時はSwitch版のパフォーマンスの低さに加えて自分の中で探索アクション=メトロイドのイメージが強かったこともあり、あまり良さが理解できず楽しむことができませんでした。
しかし、このRotNが生み出されるに至ったIGAヴァニアシリーズの文脈を大体履修し終えた今ならば、また違った見方ができるのではないかとPS4版で再挑戦してみたわけです。
元々そのために探索悪魔城を遊び始めたようなところもあり、いよいよ悪魔城マラソンを終えてここに戻ってきたという感じです。

結果としては勉強の甲斐あって遊び方が少しはわかり、今回は楽しくプレイすることができました。
アクションゲームの体系を取ってはいますがRPG要素の強いタイトルなので、小まめに敵を倒してレベル上げたり装備を集めたり、シャードも積極的に強化しつつ色々使って試してみるのが大事ですね。

感じ方がそう劇的に変わったわけではなく、探索フローの不親切さに変わらず疑問を抱いたりはするものの、「どういった経緯の下このゲームが求められたのか」「どのような遊びがファンに評価されているのか」という文脈がわかってくると、多少歩み寄りもできるというもの。

直前に遊んだのがIGA氏の関与しないヴァニアであるところの『宿命の魔鏡』だったことも手伝って、氏の作家性に対する理解の解像度もぐっと上がった感触があり、今ならば本作がIGAヴァニアの決定版というべき作品であることも理解できます。

 

同じ探索アクションでもメトロイドと悪魔城(=IGAヴァニア)とでは作ろうとしている遊びの肝、目指す進化の方向性が大きく異なるということも、より明確に、言葉尻だけでなく体感としてわかってきました。

この辺りの言語化も記事を作ってやってみたいと思いつつ、最近あまりブログ更新のモチベーションが湧いてこないのですよね。
一旦頭の中に蓄えつつ、頃合いを伺うとしましょうか。

 

 

あとクラシックモードが見たことある動き・見たことある配置の敵しか出てこない想像以上のそのまんま悪魔城で笑った。CotMもビックリ。

 

さて最後はベヨネッタ3』です。

『1』と『2』はいずれもベヨネッタ個人の戦いから始まるストーリーでしたが、今回は最初から世界崩壊の危機。
序盤からニューヨークが海に沈むなど黙示録的な光景がバンバン出てきて、戦いのスケールが圧倒的に上がっています。

さらにベヨネッタはいくつもの並行世界を旅することになり、ロケーションも豊富に。
崩壊した渋谷の街に降り立つベヨネッタ

アクションも大きく強化されていますが、特に今回は魔獣の存在感が強くなっています。
「魔獣を召喚して操作する」「攻撃中に魔獣を召喚してコンボを繋げる」「魔獣と融合する」「魔獣を巨大化させ特殊なシチュエーションで戦う」「ストーリー上でも仲間になる過程が描かれる」といった具合に、単なる攻撃演出ではなく共に戦う仲間として感じられるようになりました。

現在Chapter6まで進めましたが、新キャラのヴィオラの剣戟アクションもパリィを中心とした攻防がベヨネッタと違う味付けになっており、パロディ演出も冴えわたっていて今のところ非常に満足な内容です。
序盤からこんなにテンション上げてて終盤まで勢いが保つのか、逆に心配になるくらい。

 

書いた記事

今月も更新は無し。

今年に入ってから全然レビュー書けてないですね……
せめて『ガンヴォルト鎖環』のアプデ内容についても追記を入れたいところ。

追記しました。

 

その他雑記

  • バンカライブ見たさに『Nintendo Live 2022』現地に乗り込んできました。やはりライブは生で浴びるに限ります。抽選当たって良かった……
    すりみ連合の『蛮殻ミックスモダン』はシリーズでも上位に来るくらい好きな曲ですが、フル版でさらに魅力が上がっていましたね。音源化が待たれます。次のライブが先かな?
  • その翌日、『ファミコンバンド 真 15th Live』にも乗り込んできました。メインの目当ては『クロノ・トリガー』メドレーでしたが、40分もかけてメドレーになると聴いてるだけでゲーム通しでやったような満足感でした。しかしなんであの迫力の演奏で40分も体力保つんだ……
    あと、前日のNintendo Liveで本物のとたけけを見てきたばかりなのに、FCBで全身タイツの偽物とたけけが出てきたときはめちゃくちゃ笑いそうになりました。クオリティの落差よ。

  • NETFLIXで一気見した『Cyber​​punk: Edgerunners』が面白い。原作ゲームの『Cyber​​punk2077』は未プレイなのですが、キャラの魅力でぐいぐい引き込んでくれるので問題なく楽しめました。
    徹頭徹尾、破滅と深い喪失の物語であるため、視聴後に心にぽっかり空いた穴を埋めるため、原作ゲームをやりたくなる人が続出するのも納得します。積みゲーがいっぱいあるので我慢できましたが、自分も結構危なかった……