2Dアクション好きのゲーム日記

ゲームについて書く。2Dアクション多め。

2021年8月とちょっと9月の振り返り:アクションRPGのアクション要素はちょっと大味なくらいが良い

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8月です。ウソです。ちょっと9月に食い込んじゃいました。

 

 

遊んだゲーム

 

トリロジーでボイスが追加されたのでブラスターマスターゼロシリーズを1から遊び直し。

やっぱり声が付くとキャラの存在感が違います。特にモントイの2人のような喋りに訛りのあるキャラは恩恵が大きいですね。

タエがへそを曲げる様子も声ありだとより可愛らしい。

ライプニッツなんかは元々自分のイメージでは内山昂輝さん辺りのちょっとダウナーなイメージだったんで、蒼井翔太さんの演技に馴染めるか当初は不安だったものの、これはこれで皮肉屋ぶってる男子高校生みたいな味があってイイな……と思ったり。

 

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『moon』はニンテンドーダイレクトでSwitchへの移植が発表されたときに大きな盛り上がりを見せていたタイトルで、『UNDERTALE』に通ずる「アンチRPG」というテーマが気になったので買ってみたのですが……残念ながらゲームシステムもシナリオも、自分には合いませんでした。

ゆっくりと探索しつつ日付や時間に合わせて行動を変えるキャラを観察して「ラブ」を集めていく内容なのに、行動時間に制限があって、それを過ぎるとリセットされてしまう……というシステムでまず躓いてしまいました。

メインストーリーの導線もやたらわかりにくいので攻略サイトを見て進めていたのですが、「攻略サイトを見る」という行為は本作の魅力を殺す行為であるようにも感じられ……つまり、根本的に本作を楽しむのが向いてないんですね。

苦労して辿り着いたエンディングには独特のゲーム観を感じられたものの、今となっては目新しいものでもないし、作風全体にトゲがありすぎてそっちが目についてしまったり。

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アンチRPGとか言ってるけどただの悪辣な逆張りじゃねーか! って感じることも多かった。

UNDERTALEも「やさしいRPG」と言われつつもだいぶひねくれたメッセージが込められたゲームでしたが、あっちは戦闘が楽しかったからなぁ。

同じような魅力を求めてmoonに手を出すのは、現代基準だとちょっとオススメしづらいかも。独特の魅力もあるので、波長が合う人もいるでしょうけど。

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ある程度調べれば内容はわかるので、これから買うつもりの人は事前に少し調べておくのがよいと思われます。

 

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8月は『ツシマ』を買うつもりだったのですが、『FF7R』がセールで安くなってたのでそっちを買っちゃいました。

オリジナルの『FF7』だと5時間もかからないミッドガル脱出までを30時間以上に増量してる異様な構成がヤバい本作。

グラフィックの作り込みも当然のように凄まじくて圧倒されました。

特にプレート周りの描写はちょっと感動もの。こんな風景になってたのか……

スラム街の雑多な混み合いなんかも生活感が感じられて良かったですね。

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リメイクにあたって戦闘にはアクション要素が追加されていますが、これが元のATBシステムと見事に融和しているのにも驚かされました。

通常攻撃での与ダメージはそれほど大きくなく、アビリティや魔法の発動にはATBゲージを消費する必要があるため、「どのタイミングでどのキャラに行動させるか」を見極めるFF7らしい戦略がしっかり残っています。

アクション要素だけ取るとそこまでガチガチでなくちょっと大味なのですが、そのおかげでRPG的な戦闘の魅力がより引き立てられているのですよね。

個人的な見解ですが、大半のアクションRPGはアクションゲームの上にパラメータ調整の要素が乗ってるだけで「別に純粋なアクションにしても成立するし、そっちのがレベル上げとかしなくていいから楽じゃん」と思ってしまうことが多いのですが、本作はATBによるコマンドバトルをメインに据え置くことで、アクションとRPG両方の魅力が噛み合い、共に不可欠な要素として組み込まれています。

『サクナヒメ』に引き続き、自分にとっての理想のアクションRPGの形をまた一つ示してくれるものでした。

本編はクリアまで遊んだので、ユフィが主役の『INTERmission』もやっていきたいですね。

 

ちなみに後から知ったのですが、『moon』と『FF7』のオリジナルはどちらも1997年発売。

奇しくも同年発売のアンチRPGと王道RPGが現代によみがえったものを同月に遊んだ形になりました。

 

PS5の配信機能を使って、『血の輪廻』の初見プレイを流してみたりもしました。

いつものステージクリア型悪魔城ですが、操作感やステージ構成が良く、演出もパワーアップしていて結構楽しんでます。

ステージ5以降もやるときは配信してみようかな。

 

更新したレビュー

レビューは1本だけ。

『ブラスターマスター ゼロ 3』レビュー:新たな時代に紡がれる超惑星戦記、堂々の完結作 - 2Dアクション好きのゲーム日記

個人的には中々いいレビューが書けたのではないかと思ってます。

ストーリーのネタバレを控えつつシリーズ全体を統括する形で『トリロジー』のレビューも書けないかな……と思っていますが、ちょっと考え中。

 

気になるゲームニュース

BitSummitではインティ・クリエイツから『白き鋼鉄のX2』が発表されるという大きなサプライズがありました。

『白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLT』レビュー:インティ・クリエイツが辿り着いた究極の2Dアクション - 2Dアクション好きのゲーム日記

前作はストーリーでもアクションでも死ぬほど楽しませてもらって大絶賛レビューを書きました。

2ではどちらにも大きく手が入っているようで、早く遊びたくてたまりません。幸いなことに発売は4ヶ月後と近くて助かる。

でも相互コラボが決まった『COGEN』が同日発売なのは助からねぇ!

企画としては面白いけど普通に困る……!

元より両方買うつもりだったけど、とりあえずイクス2の方を先に遊ぶ形になるかな。

『ガンヴォルト鎖環』の方もきりんが『アスタブリード』みたいなイカす高速斬りを見せるようになっていて期待大。

2022年も2Dアクションが充実した一年になりそうで今から楽しみですね!