2Dアクション好きのゲーム日記

ゲームについて書く。2Dアクション多め。

これから始める2Dアクション『ドンキーコング』シリーズのススメ:Switchで遊べるタイトルまとめ

 

はじめに

ご存じみんなのデジタルゴリラ、ドンキーコング

キャラクターIPとしての歴史は深く、初代ドンキーコングの登場は1981年。
同名のアーケードゲームドンキーコングにおいて、プレイヤーの操作するマリオのライバルキャラとしてデビューを果たしました。

その後、スーパーファミコンスーパードンキーコングでは初代ドンキーコングクランキーコングに名を改め、彼の孫である2代目ドンキーコングが主人公として登場。
この2代目が、現在よく知られているドンキーコングになります。
まぁ、彼も最近になってデザインが変わったりしているらしいのですが。

え? ドンキーコング……バナンザ……?
知らないゲームですね。

 

今回はこの『スーパードンキーコング』をはじめとする、ドンキーコングや彼の仲間であるコングファミリーが主役を務める2Dアクションシリーズのうち、Nintendo Switchで遊べるタイトルを紹介していく、という趣旨の記事になります。

え? Nintendo……Switch 2……?
知らないゲーム機ですね。本当に売ってるんですか?

このシリーズは幼少期から触れていて個人的にもかなり思い入れがあり……という話は本ブログでもちょくちょく触れているのですが、今回は以前の記事をベースにしつつ、より俯瞰的にシリーズをまとめていこうかと思います。

 

前の記事

雑記(2024/12/10):GB版のスーパードンキーコング3作を遊んだけど、なんだかんだで1作目が一番面白かった - 2Dアクション好きのゲーム日記

雑記:最近のゲーミング③『ドンキーコング リターンズ HD』編。他シリーズ作も遊びつくす - 2Dアクション好きのゲーム日記

 

目次

 

スーパーファミコン版『スーパードンキーコング』シリーズ

まず紹介するのは、スーパーファミコン(以下、SFC)で展開された『スーパードンキーコング』シリーズ三部作。
シリーズの特徴としては下記の通り。

  • ジャンプアクションを主体とする、シンプルなステージクリア型のアクションゲーム
  • 純粋なアクションの腕前を問う、ストイックな難易度設計
  • 性能の違う2人の操作キャラや、陸海空のアクションを拡張するアニマルフレンズ、疾走感あふれるコースターなどが彩る多彩なレベルデザイン
  • 3DCGでレンダリングした絵を2Dのスプライトに変換して描き起こした、SFCとしては突出した美麗なグラフィック
  • 環境音的なサウンドを楽曲中に組み込み、世界観の奥行きを巧みに表現したBGM
  • 開発はレア社

現在はNintendo Switch Onlineのサービス、スーパーファミコン Nintendo Classics』でプレイ可能です。

 

スーパードンキーコング

記念すべき一作目ですが、シリーズの基本要素はこの時点でほぼ完成しています。

主役はドンキーコング&ディディーコングの黄金コンビ。
敵を倒しやすいパワータイプの兄貴分ドンキーと、移動が速くジャンプ力も高いスピードタイプの弟分ディディーという組み合わせになっています。

シリーズの最初期に位置する本作では、クラシックゲームらしい残機制の緊張感が特に強く感じられます。

 

セーブ地点からセーブ地点まで、複数のステージを通してクリアしなければならず、とりわけレベル4の「ふぶきの谷」から始まる雪山地帯は三部作の中でも屈指の難易度。
一つ一つのステージ難易度が高い上に、合計5つもステージがあるので、多くのプレイヤーの記憶に残るであろうポイントになっています。

本作の完全クリアである101%の達成にはステージ中に隠されたボーナスステージを全て見つける必要がありますが、ボーナス中に別のボーナスへの入り口を隠すとか、結構ヤバめの発想が散見されます。

後続の作品と異なり裏ステージや真のラスボスとかがいないので、まっすぐクリアを目指すのがオススメの遊び方ではあります。

 

現在までのドンキーコングのイメージを決定づけた最初のタイトル。
デビッド・ワイズ氏が手がけたBGMもシリーズを代表する名曲揃いで、是非とも一度遊んで欲しい一作です。

現在のプレイ環境ならどこでもセーブ機能でステージごとにやりなおしも容易にできたりするので、残機制の厳しさに慣れないという場合はそちらの機能を使ってみるのもよいと思います。

 

ちなみに、本作は『大乱闘スマッシュブラザース SPECIAL』にも参戦したキングクルールの登場作品でもあります。
スマブラSPでクルールが持ちキャラだ、という人にも是非遊んでみて欲しいですね。

 

スーパードンキーコング2

基本的な要素は前作から継承しつつ、今作では主人公がディディーコング&ディクシーコングに変わり、攫われたドンキーコングを助けに行くストーリーとなっています。

ディディーのガールフレンドであるディクシーはポニーテールスピンでのホバー移動が可能で、ジャンプアクションが不慣れなプレイヤーへの心強い味方。
2人揃っているときに相方をリフトアップして投げるという、高所へ移動するためのコンビアクションなども追加されました。

 

ディディーとディクシーがどちらも機動力の高いキャラクターなので、全体的にスピーディでハイテンポなアクションが楽しめる作風になっています。

ステージの難易度は前作にも負けず劣らずで、ギミックもより多彩に。
一方で前作の雪山地帯ほどの長距離走を求められることはなくなり、綺麗な難易度曲線を描くようになっています。
セーブ自体には道中で集めたバナナコインが必要になったりしていますが……

 

ダークな雰囲気を纏いつつ背景デザインはよりバリエーション豊かになり、前作から続投しているデビッド・ワイズ氏のBGMも、印象的なメロディの裏で環境音を混ぜ込む技巧が前作以上に冴え渡っています。
全体的に続編として正統なパワーアップを遂げており、三部作の最高傑作として名が挙がるところもよく見かけます。個人的にもかなりオススメ。

本作ではボーナスステージをクリアして「クレムコイン」を集めることで、裏ステージである「ロストワールド」に挑むことができるシステムが追加。
真のラスボスに挑戦するのには全てのボーナスステージを見つけてクリアする必要があります。

前作に比べるとボーナスは見つけやすくなっておりヒント機能もあるのですが、本編クリアだけでも結構な難易度があり十分達成感の得られる内容なので、個人的にはロストワールドは積極的に目指す必要はないものだと思っています。

ワールド6から挑める「アニマルランド」は全てのアニマルフレンズが登場する集大成ステージで一見の価値ありですが、真ラスボスなんかは通常ラスボスの方が強かったりするくらいなので、普通にクリアまでやってから興味があれば手を出す、くらいの温度感がオススメです。

完全クリア102%を目指す場合、DKコインの隠し方はボーナス以上に意地悪なものが多いのでそこも要注意。

 

スーパードンキーコング3

主役はディクシーコング&ディンキーコング
スーパードンキーコングシリーズ、意外とドンキーを操作できないんですよね。

3作目ということで雰囲気も少し変わってきており、全体的に洋物っぽいデザインになっています。
敵であるクレムリン軍団もイメチェンされており、独特の空気感。

作曲家もデビッド・ワイズ氏から別の人に変わっているのですが、こちらはこちらで本作の雰囲気に合っており、名曲揃いなことには変わりありません。
個人的な話ですが、特に好きなのは山岳系ステージで流れる『ROCKFACE RUMBLE』。遠くの山々まで響き渡るようなギターのサウンドがシビれる。

 

新キャラのディンキーは赤ちゃんコングながらパワータイプ。
リフトアップもどちらのコングを投げるかで性能が変わるようになっており、2人のキャラの役割分担がハッキリ分かれた作品になっています。

 

難易度は全体的に軟化。
ステージの歯応え自体はそれほど変わってはいませんが、各種システムが見直されて遊びやすくなっています。

特に影響の大きい部分としては、ワールドの出入りがいつでも可能になったことでセーブもいつでもできるようになり、前作までのように複数ステージを一気に攻略する必要がなくなりました。
前作と違ってセーブにコインも必要ないので、1ステージごとにセーブしてじっくり進められるようになっています。

やり込み要素であるDKコインも「コイン」という敵が持っている形式になり、見つけやすくなっています。
コインは鉄製のタルを上手くぶつけて倒さなければならず、ただ簡単になったわけではないちょっとした謎解き要素になっているのがポイントですね。

 

前作同様ボーナスコインを集めて裏ステージである「クレマトア島」に挑戦可能ですが、ボーナスも比較的見つけやすくなりました。
クレマトア島自体も印象的な新規ギミックが多く、真ラスボスも本編とはまた違った仕掛けで強敵になっており、挑みがいのある内容になっています。

そんなわけで、雰囲気は独特ながら3作目ということで色々と遊びやすくなり、三部作の中では意外と入門向きのタイトルとなっています。

 

まとめ

シリーズの原点であり、クラシックゲームらしい緊張感あふれる『スーパードンキーコング

スピーディでテンポのよいプレイアブルデザインを中心に、高い完成度を誇る『スーパードンキーコング2

独自の雰囲気があり、三部作の中で最も遊びやすく整備された『スーパードンキーコング3

いずれも異なる魅力があり、全てが名作と言うべきシリーズです。
アクションにはちょっと自信が無いという方は、遊びやすい『3』からやるか、どこでもセーブ機能を適宜使っていくのがよいように思います。

 

ゲームボーイ版『スーパードンキーコングGB』シリーズ

スーパーファミコンで人気を博した『スーパードンキーコング』三部作は、それぞれゲームボーイ(以下、GB)への移植作があります。

ハード性能の差もあって、移植の再現度は作品によってまちまち。
オリジナル要素が強めの作品なんかもあります。

タイトルフォーマットに統一感が全く無いのでいまいちシリーズ感がありませんが、便宜上シリーズとして取り扱おうと思います。
現在は3作とも、Nintendo Switch Onlineゲームボーイ Nintendo Classics』でプレイ可能です。

 

スーパードンキーコングGB

タイトルの通り 『スーパードンキーコング』の移植作……と思いきや、一発目から結構オリジナル要素が強めの作品です。

グラフィックや基本操作、一部のステージ設計はSFC版を再現していますが、序盤から 『スーパードンキーコング2』を彷彿とさせる海賊船ステージが出てきたり、終盤は初代『ドンキーコング』を思わせる都市ステージなんかも登場します。

ゲーム後半はステージギミックに関しても完全オリジナルのものが多く登場し、本作ならではの体験を味わえるようになっています。

KONGパネルを全て集めないとセーブできない仕様も本作の特徴。
一見厳しいようですが、逆に言えば集められれば毎ステージセーブできるので、難易度の高い後半ステージではむしろありがたい仕様だったりもします。

 

アクションゲームとしてはむずかし楽しい本作ですが、難点もわりとあります。
SFC版と比べて操作の硬直があったり、落下時に本来下に足場がある場面でも画面スクロールが追いつかないと落下死扱いになったり……

一番はやはり視認性の低さ。背景・キャラともにSFC版のグラフィックを再現しており非常に緻密な一方、描き込みが細かすぎるために非常に見づらく、キャラが背景に溶け込みやすくなっています。

普段ゲームボーイのタイトルをやるときはモノクロの方が味がある、という派閥の人も、本作の場合はキャラと背景の色が分かれるゲームボーイカラーの設定にして遊ぶのをオススメします。

 

ドンキーコングランド

本作は『スーパードンキーコング2』がベースの作品。

前作との大きな違いは、背景の描き込みがかなり減って色合いも薄くなり、キャラが溶け込まなくなって視認性が上がったこと。
モノクロでも問題なく遊べるレベルに改善されています。

オリジナル要素の多い前作と比較して、本作はかなりSFC版に寄せた内容になっています。
ボタンの不足やハード性能の問題もあってか一部アクションやステージギミックは簡略化、あるいはオミットされていますが、基本的にはSFC版ほぼそのままのステージ構造。
セーブ周りの仕様もSFC版と同形式になり、KONGパネルの報酬も1UPになっています。

 

クセの強い部分もある前作と比べ、出来の良いSFC版『2』に寄せたことで全体的に遊びやすくはなっているものの……逆に言うと本作ならではの魅力に欠け、単なるSFC版の縮小版になっているという印象も強め。
今となってはあえてこちらをオススメすることもない作品ではあります。

 

ドンキーコングGB ディンキーコングディクシーコング

最後はもちろん『スーパードンキーコング3』をベースとしたこちら。
前2作と異なり、ゲームボーイカラー専用タイトルになっています。

カラーになった恩恵として、背景の描き込みを『スーパードンキーコングGB』並みに細かくしてもキャラが埋もれなくなったので、よりグラフィックの再現度が高くなりました。

路線としては前作同様のSFC版そのまま移植かと思いきや、ステージ構成は独自のものが結構多めになっています。
ボスの登場順や内容も大胆にアレンジされており、元々後半の特殊ボスだった敵が序盤で普通の横スクロールボスになって出てきたりします。

ただ独自ギミックは少なく、SFC版よりオミットされているものが多いのは前作と同様。
シンプルなジャンプアクションを主軸に、あくまで構成のアレンジに留まっています。

 

GB音源でのBGM再現も良い味出してます。

ゲームバランスはGB版三部作の中では最もやさしく、進めているだけで残機がもりもり増えていきます。
ゾウのエリーが水を無限に発射できるようになっていたり、ボーナスステージがかなり簡略化されていたりと全体的にユーザーフレンドリー。

カラーで見やすいこともあり、GB版のシリーズ3作の中でも最も遊びやすいのではないでしょうか。

 

まとめ

正直に言ってしまえば、普通にSFC版を遊んでおけばGB版は無理に遊ぶこともないとは思います。
基本的には移植タイトルですし。

ただその中でも、オリジナル要素の多い『スーパードンキーコングGB』はSFC版とも違った独自の魅力を持っており、一見の価値ありです。
その他の2作についても無茶移植っぷりが面白くはあるので、SFC版との比較で軽く遊んでみるのもよいと思います。

 

レトロスタジオ製『ドンキーコング』シリーズ

その後もドンキーコングのゲームは定期的に出てはいたものの、『スーパードンキーコング』の系譜を継ぐ本格2Dアクションは長らく息をひそめていました。

そんな沈黙を破って復活を果たしたのが、Wiiドンキーコング リターンズと、その続編であるWii Uドンキーコング トロピカルフリーズ
久方ぶりの復帰作となった本シリーズは、確かに『スーパードンキーコング』の面影を感じさせる本格2Dアクションでありつつも、前シリーズとはまた一風違った魅力を持った新シリーズとなっていました。

 

まず、グラフィックは完全3Dになり、画面の奥や手前を行き来するダイナミックなステージ構成が可能になりました。
背景の描き込みも相変わらず美しく、奥行きが広がったことでより雄大な自然が表現されるようになっています。

影絵ステージの存在も特徴的。このステージはBGMもジャズ調でオシャレ

操作キャラは以前の交代制から基本的にドンキーコングを操作する形態に変わり、その上に仲間キャラが乗って固有の能力を得るというスタイルになりました。
例えば、ディディーが乗った時はバレルジェットによるホバー移動が可能になります。

 

キャラクターも3Dになったことでドンキーの挙動にはリアリティが付与され、非常に重量感を感じさせるものになりました。
以前のようにサクサク動く感触ではなくなり、慣性の強いクセのある操作性になったものの、その分敵を踏んだ時の気持ちよさや、ローリングでスピードが乗った時の勢いの良さも増し、躍動するゴリラの存在感がしっかりと感じられる「動かしていて気持ちいい」アクションに仕上がっています。

 

壁や天井の草が生えた部分に掴まって移動できるようになったのも、ゴリラらしい追加要素。
これによってより縦横無尽な動きが可能になり、単なるジャンプアクションでないステージの多彩さを生み出してもいます。

また、2人同時プレイが可能になり、その際は2Pがドンキーから降りて仲間キャラを操作するといったこともできます。

 

体力制になって素のドンキーでも一発は攻撃に耐えられるようになったり、大量にバナナが拾えてもりもり残機が増えたり、ステージごとにオートセーブされるようになったりと色々親切な部分も増えているのですが、その分ステージの難易度も凶悪に。

求められるアクションの技量という意味では、前シリーズ以上の高難度アクションになっていると言えるでしょう。

 

ドンキーコング リターンズ

前シリーズ作も含めた中でも、「高難度のステージクリア型2Dアクション」という枠組みでは本作が最も建て付けがよく、「アクションの腕前を磨いて難所を乗り越える」遊びを高い純度で楽しめる作品だと思います。
言い換えると、探索や謎解きといった要素が少なく、ステージ攻略に集中できるということ。

続編の『トロピカルフリーズ』が色々と要素が増えたりやや演出重視な一面もあるのに対し、本作はシンプルにまとまっており、演出面も派手さはありつつテンポよく進められます。

 

また、コースターステージや本作から初登場の「ロケットバレル」ステージについても、本作では1ミス即死なのに対して『トロピカルフリーズ』では1発分体力が増えて難易度緩和されているため、本作の方がより苛烈な殺意に立ち向かう内容になっています。

全ステージがコースターとロケットバレルだけで構成されたエリア4は特に印象に残り、中でも「コモリンのどうくつ」最終盤のビーム地獄は多くのプレイヤーの記憶に刻まれているであろう凶悪さを誇ります。

裏ステージ含めて全ステージやるにはKONGパネルを集める必要がありますが、パネル自体は大体普通に進めてたら見つかるし、あくまで「入手した上でステージクリアするのが難しい」という位置付け。

もうひとつの収集要素としてパズルピースもありますが、こちらはクリア率に関与しない完全なおまけ要素。
アイテムのスコークスを使えばヒントも得られるので、探索が苦手な人でも集めやすい親切設計になっています。

 

ステージ数も最大ボリュームで、裏ステージのクリア特典としてさらに難易度の上がった「ミラーモード」も用意されていたりするので、遊び応えはシリーズ随一と言っていいでしょう。

ちなみにBGMは基本的に『スーパードンキーコング』のアレンジが中心で、往年のプレイヤーの心を揺さぶる王道の選曲になっています。
新規楽曲もロケットバレルステージのBGMなどはかなり熱く、ゲームプレイのハラハラドキドキをさらに盛り上げてくれます。

 

本作はSwitchではHDリマスターのドンキーコング リターンズ HD』としてリリースされており、難易度を下げた「モダンモード」も新たに選択可能になっています。

流石に元々HD機ベースの『トロピカルフリーズ』に比べるとスケール感や描き込みの細かさでは見劣りするものの、とはいえ元々Wiiでも高水準のグラフィックでしたし、色鮮やかでクッキリになったことで見栄えは十分。

情報量が少ない分スッキリした印象の画面は、どちらかというとSwitchの携帯モードでよく映えるので、そちらで遊んでみるのもオススメです。

 

ドンキーコング トロピカルフリーズ

今回最後に紹介する作品となるのが、『リターンズ』の正統続編である『トロピカルフリーズ』。
前作ではドンキーの相棒はディディーのみでしたが、今作ではディクシーとクランキーが参戦。

ジェットで滞空性能の高いディディー、ポニーテールスピンでより高く浮き上がれるディクシー、ステッキによる落下攻撃でトゲを無効化してバネのように高くジャンプできるクランキーと、異なる3種のパートナーを使い分けて進むことになります。

 

それぞれの相棒の能力を使ったギミックもあり、ステージ分岐による裏ゴールなどのマリオ的な要素も追加されてます。
その他にも前作ではオミットされていた水中ステージも復活していたりして、『リターンズ』と比べると少々探索要素が重い部分もあるのですが、その分遊びの幅は広くなっています。

 

また、マシンスペックの向上による恩恵も大きく、単にテクスチャの描き込みが美麗になっただけでなく、地形ごと動かすダイナミックな仕掛けの数々や画面の奥まで広がりを感じるステージ造形の秀逸さは2Dアクション作品の中でも随一。
ゴリラのパワフルなアクションと躍動感を、より際立たせてくれています。

 

特にコースターやロケットバレルステージのおもしろおかしいギミックの数々は、見ているだけでも思わず笑っちゃうようなユニークな仕掛けだらけ。
やや演出過剰な場面もあったりしますが、このアトラクション的な魅力は一見の価値ありです。

 

個人的にはボス戦も結構好きなポイント。
ボス戦なんてカッコいい技と派手な演出があればあるほど良いですからね。

 

再び開発に加わったデビッド・ワイズ氏によるBGMも叙情的。
それでいて終盤のステージでは戦いのボルテージを高める迫力のあるサウンドも届けてくれます。
ゲームのシチュエーションに合わせて曲が変化する仕掛けもあり、ステージのアトラクション要素をさらに盛り上げてくれます。

 

Switch版ではタイトルはそのままに、難易度を下げた「ファンキーモード」を新たに追加した移植版がプレイ可能です。
『リターンズ』より多少は緩和されてるとはいえ、本作も相応に高難度で、遊び応えは十分ですからね。

 

まとめ

洗練された高難度アクションとしての作り込みが光る『リターンズ』

総合的な完成度とステージのスケール感、アトラクション的な賑やかさにかけてはシリーズ随一の『トロピカルフリーズ』

どちらも紛れもない傑作です。
Nintendo Classicsでプレイ可能な他作品と違いゲームの購入が必要ですが、それだけの価値はあるリッチな体験を味わうことができます。

 

総まとめ

Switch Onlineで手に取りやすく、クラシックな残機性の緊張感とレスポンスの良い操作感、今も色褪せないハイレベルなビジュアルとサウンドが光る『スーパードンキーコング』三部作。

現代的な遊びやすさを備えた高難度のレベルデザインと、ゴリラらしいパワフルで重量感のあるアクションが独自の魅力を持つレトロスタジオ制作の『リターンズ』と『トロピカルフリーズ』。

どちらもそれぞれ違った魅力がありますが、個人的な一番のオススメは『ドンキーコング リターンズでしょうか。

ストーリー性とかはあんまり無いので順番とか気にせずに遊んで全然問題無いのですが、強いて言えば『スーパードンキーコング』→『リターンズ』→『トロピカルフリーズ』の順で遊ぶと、色々グッとくるものがあったりします。

いずれにせよ、どのタイトルも名作揃い。
ドンキーコングは興味あるけど、難しそうなゲームはちょっと……という方も、どこでもセーブ機能を活用したり、比較的優しい『スーパードンキーコング3』や、『トロピカルフリーズ』のファンキーモードであれば手軽に遊べると思います。

深く考えなくていいシンプルなアクションゲームなので、まずはとにかく遊んでみましょう! 話はそれから!